皆さん、安井金比羅宮がやばいことご存じでしょうか?縁切りが叶うということで昔から古今東西から数多くの方が参拝しに来た日本屈指のパワースポットです。しかしそんな安井金比羅宮ですが、その禍々しさや縁切りが思わぬ不幸な形で実現することもあり、かなりやばいとも言われています。
また縁切りの願いが回りまわって自分へ不幸が返ってくる「呪い返し」という現象も噂されています。今回はそんな安井金比羅宮がやばいと言われている理由と縁切りのお願いがきちんと叶う正しいお願いの仕方、そしてやばい体験談を紹介していきます!
安井金比羅宮とはどんな場所か
安井金比羅宮は、京都市東山区に位置する歴史ある神社です。この神社は、縁切りや縁結びのご利益があることで広く知られ、古くから数多くの参拝者が訪れます。
この神社の特徴の一つは、平安時代の崇徳上皇を主祭神として祀っていることです。崇徳上皇は、政治的な争いと裏切りにより非業の死を遂げ、その怨霊が都に災いをもたらすと恐れられていました。彼が流刑された際に讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)したことから、断ち物・縁切りの祈願所として信仰されるようになったのです。
安井金比羅宮は、縁切りのパワースポットとして特に有名です。本殿に祀られている崇徳天皇は、幸せな男女の縁を妨げる全ての悪縁を絶つ力があるとされています。そのため、男女の縁はもちろん、人間関係に関する縁、病気、酒、煙草、賭事など、自分が断ち切りたいと思っている全ての悪縁を切ることができると信じられています。
安井金比羅宮がやばいと言われている理由
それでは安井金比羅宮がやばいと言われている理由を見ていきましょう。安井金比羅宮は他の神社とは異なる点が多いので要注意です。
怨霊を祀っているから
安井金比羅宮が他の神社の大きく異なるのは怨霊を祀っている点です。その怨霊とは平安時代の崇徳天皇です。平安時代に崇徳上皇は朝廷内の政権争いに敗れ、讃岐国に流されました。彼は愛する京都への帰還を願っていましたが、それは許されず、戦没者を弔う試みも拒絶されるなど、不幸が続く状況に絶望してしまいました。絶望のあまり、「人間界との未練を断ち、魔界の王になる」と宣言し、讃岐の金刀比羅宮にて隠遁生活を送るようになり、見る影もないほどに荒れ果ててしまいました。
崇徳上皇は京都への帰還を強く望みましたが、それは叶わず、8年後に亡くなりました。彼の死後、京都では災害や不幸が相次ぎ、人々はそれを彼の祟りと恐れました。そこで、彼の霊を鎮めるために神社を建てて祀りました。それが安井金比羅宮なのです。
呪い返し・不幸返しが起こるから
安井金比羅宮で縁切りの儀式を行うと、その対象となる人物や物事に対して呪い返し・不幸返しが起こることがあると言われています。安井金比羅宮は強力な縁切り・縁結びの力を持つ神社として知られていますが、その力が強いがゆえに、悪意のある願いをすると「不幸返し」や「呪い返し」が起こると信じられています。例えば、上司との縁切りを願う際に「上司が不幸になりますように」と祈ると、その不幸が巡り巡って自分に返ってきてしまうというものです。
安井金比羅宮ほどの力を持つ神社では、この「呪い返し」の効果も強力であり、願った本人が相当な不幸に見舞われることがあるとされています。ですから、安井金比羅宮で願い事をする際には、相手の不幸を願うのではなく、自分が幸せになるために悪縁を断ち切り、良縁に恵まれることだけを願うようにしましょう。
相手の不幸を願う必要はありません。自分が幸せになるために、悪縁を断ち切ることが大切です。安井金比羅宮での祈願は、自分の未来を明るくするためのものであることを心に留めておきましょう。
一緒に訪れた人との縁が切れるから
安井金比羅宮の縁切りの力は絶大です。そのため一緒に安井金比羅宮を訪れた人との縁にも影響が出てしまう可能性があります。特に親友や恋人、夫婦で安井金比羅宮へ向かう際には注意が必要です。あらかじめどんなお願いごとをしたいのか決めておき、生半可な気持ちで安井金比羅宮へ行かないように注意しましょう。
とはいえ安井金比羅宮が縁を切るのはあくまで「悪縁」です。あなたにとって本当に良い関係を築けているのであれば、しっかり準備をして安井金比羅宮へその人と一緒に向かってもさほど恐れることはないでしょう。もし仮に一緒に行った人と何らかの形で縁が切れてしまった場合は、その人はあなたにとって悪縁だったということでしょう。
人々の負の感情が集まってる場所だから
安井金比羅宮は、縁切りを願う多くの参拝者が訪れるため、境内には負の感情が充満しています。この強力な負のエネルギーが流れ込むことで、訪れる人は沈むような感情や疲労を感じることがあります。
特に、大勢の人が集まる場所が苦手な人や、霊感やスピリチュアルなパワーが強い人は、周囲の負の感情やネガティブなエネルギーを受け取りやすいです。そのため、こうした負の感情が集まりやすい安井金比羅宮のような場所は、控えたほうが良いでしょう。
安井金比羅宮を訪れる際には、自分の心身の状態を考慮し、無理をせずに参拝することをおすすめします。
安井金比羅宮での正しいお願いのやり方
これまで見てきたように安井金比羅宮には中途半端な気持ちで訪れると思ってもない結末を迎えることになるかもしれません。お願いのやり方も事前にしっかり確認してから訪れましょう。ここでは安井金比羅宮でのお願いのやり方を紹介します。
安井金比羅宮での祈願方法は特別で、以下の手順に従うことで効果的にお願いをすることができます。具体的な流れを紹介します。
1. 御本殿に拝礼
まず最初に、御本殿に向かい拝礼を行います。ここで神様に対して感謝の気持ちと、これから行う祈願が成就するようにお願いしましょう。
2. 形代(身代わりのおふだ)に願い事を書く
次に、形代(かたしろ)と呼ばれる身代わりのお札を手に入れます。この形代に、自分の願い事や断ち切りたい縁、結びたい縁を書きます。具体的な願いを書くことで、その願いが形代に込められます。先ほども触れましたが、具体的に書くことが一番重要です。呪い返しや不幸返しが起きないようにするためにはどんな流れであなたの願いが実現してほしいのか詳細に書きましょう。
例えばあなたが会社の人間関係に悩んでいてそこから解放されたかったら「自分と身の回りの人たちも心身ともに健康な形で○○が解消されますように」とお願いしましょう。そうやってお願いしないとあなたを悩ませている人へ健康面へダメージを与えて願いを実現させてしまうかもしれません。
またあなたが身体の女性で生理痛に悩んでいる場合も「自分が心身ともに健康な形で生理痛が解消されますように」と願いましょう。過去に生理痛に悩んで生理痛との縁切りをお願いした女性が子宮摘出の結末となったこともあるからです。このようにあなたやあなたの身の回りの人の心身ともに健康な形での願いの実現を具体的にお祈りするようにしていきましょう。
3. 形代(身代わりのおふだ)を持ったまま「縁切り縁結び碑(いし)」をくぐる
願い事を書いた形代を持ったまま、「縁切り縁結び碑(いし)」をくぐります。この碑は、悪縁を断ち切り良縁を結ぶ力があるとされています。碑を通り抜けることで、自分の願いが神様に届くと信じられています。
4. 形代(身代わりのおふだ)を貼る
最後に、形代を「縁切り縁結び碑」に貼ります。形代を貼ることで、願いが神様に託され、悪縁が断たれ良縁が結ばれると言われています。この儀式を終えた後、心の中で再度お願いを念じ、神社を後にしましょう。
安井金比羅宮のやばい体験談
それでは最後に安井金比羅宮がやばいと言われている実際の体験談を見てきましょう。思いがけない恐ろしい呪い返しや不幸返しが起こっている体験談です。筆者が匿名でアンケートを取った中で3件紹介させていただきます。名前はすべて仮名です。
安井金比羅宮の体験談①
高橋さん(仮名)は、長年付き合ってきた山本さん(仮名)との関係に悩んでいました。山本さんは浮気性で金遣いが荒く、高橋さんの心労は増えるばかりでした。彼女は何度も関係を修復しようと試みましたが、山本さんの行動は変わらず、最終的に高橋さんは山本さんとの縁を切ることを決意し、安井金比羅宮を訪れることにしました。
安井金比羅宮で縁切りの儀式を行った高橋さんは、真剣な気持ちで「山本さんとの関係を終わらせたい」と願いました。儀式を終えた後、高橋さんは少し心が軽くなった気がしました。
しかし、数日後、高橋さんは思いもよらない形で山本さんとの縁が切れることになりました。山本さんは突然、職場でのトラブルに巻き込まれ、さらに過去にセクハラをしていたことも発覚して解雇されてしまいました。これにより、彼の金銭的状況は一気に悪化し、借金まで背負うことになりました。
その上、山本さんの家族も彼の行動に見限り、支援を打ち切ることに決めました。これにより、山本さんは住む場所を失い、遠方に引っ越すことを余儀なくされました。これらの出来事が重なり、自然と二人の連絡は途絶え、関係は完全に終わりを迎えました。
安井金比羅宮の体験談②
小野さん(仮名)は、会社の人間関係に悩んでいました。上司の嫌がらせや同僚からの陰口に日々苦しみ、心身ともに疲れ果てていました。小野さんは、仕事を辞めることも考えましたが、生活のためにそれもできず、悩みは深まるばかりでした。最終的に、小野さんは自分を害する人間関係を断ち切るために、安井金比羅宮を訪れることにしました。
安井金比羅宮で縁切りの儀式を行った小野さんは、真剣な気持ちで「職場で自分に害を与える人間関係を終わらせたい」と願いました。儀式を終えた後、小野さんは少し心が軽くなった気がしました。
しかし、数日後、職場で思いもよらない出来事が起こりました。小野さんの上司が突然、不正行為の発覚により解雇されました。上司の不正は以前から噂されていましたが、証拠がなかったため誰も触れられなかったのです。解雇された上司は会社を去り、小野さんに対する嫌がらせも自然と終わりました。
さらに、同僚の一部が会社の再編成に伴い、他の部署に異動することになりました。これにより、小野さんを陰口で苦しめていた同僚たちとも距離ができ、職場の雰囲気が一変しました。新しい部署では、気の合う同僚たちと協力して仕事ができるようになり、小野さんのストレスも大幅に軽減されました。
安井金比羅宮の体験談③
田中さん(仮名)は、親友の彼氏である鈴木さん(仮名)に長らく密かに恋心を抱いていました。鈴木さんは優しくて魅力的で、田中さんにとって理想の男性でした。しかし、鈴木さんにはすでに交際中の彼女がいて、その関係は長く続いていました。田中さんは彼女の存在が邪魔でたまらず、鈴木さんを自分の彼氏にしたいという強い願望を抱くようになりました。
ある日、田中さんは友人から安井金比羅宮の縁切りの神様について聞き、その力を借りることを決意しました。田中さんは「鈴木さんと彼女との縁を切りたい。彼女がいなくなって、私が鈴木さんのそばにいられるように」と心から願いながら、安井金比羅宮で縁切りの儀式を行いました。儀式が終わると、田中さんはどこか晴れやかな気持ちになり、願いが叶うことを信じて帰路につきました。
数日後、田中さんの耳に衝撃的なニュースが入ってきました。鈴木さんの彼女が交通事故で亡くなったというのです。事故は突如として起こり、彼女は現場で即死。鈴木さんはその知らせを聞き、深い悲しみに暮れました。田中さんは驚きと罪悪感に襲われましたが、自分の願いが現実になったことに心のどこかで安堵感を覚えていました。
葬儀が終わり、鈴木さんは一人になり、悲しみと向き合う時間を持ちました。田中さんは鈴木さんに接近し、慰めの言葉をかけるようになりました。悲しみの中で鈴木さんは次第に田中さんの優しさに心を開き、二人の距離は急速に縮まっていきました。やがて、鈴木さんと田中さんは付き合い始めることになりました。
しかし、時間が経つにつれて、田中さんは次第に鈴木さんの悲しみに対して無力である自分を感じるようになりました。鈴木さんの心の傷は深く、どんなに支えようとしても、その傷は癒えることがありませんでした。鈴木さんは常に彼女の思い出に囚われ、日常生活もままならない状態でした。田中さんとの関係も次第にギクシャクし、鈴木さんの心の中には常に空虚感と後悔の念が広がっていきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は安井金比羅宮がやばいと言われている理由について見ていきました。安井金比羅宮は、怨霊を祀り、縁切りの力を持つ場所として、多くの人々から「やばい」と言われる存在です。一緒に訪れた人との縁が切れる可能性や、人々の負の感情が集まること、呪い返しのリスクなど、多くの要素が絡み合っています。それでも、人生の転機を求める人々はこの神社を訪れ、自らの運命を変えようとします。訪れる際には、十分な覚悟と共に、自分自身の心の強さを試される場所とも言えるでしょう。
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