お金を洗うとお金がさらに増えるという言い伝えの神社があることご存じでしょうか?その場所は鎌倉の銭洗弁財天 宇賀福神社。この神社は、金運アップを願う多くの人々が訪れるパワースポットです。源頼朝の夢に現れた神の導きで創建されたとされ、お金を湧き水で洗うために古今東西数多くの参拝者が絶えず訪れています。
そんな銭洗弁財天 宇賀福神社ですが、一体何故そんな言い伝えがあるのでしょうか?またいくらのお金を洗えばいいのでしょうか?今回はそんな銭洗弁財天 宇賀福神社の不思議に迫っていきます。
鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社とは?
鎌倉の銭洗弁財天 宇賀福神社は、お金を洗い清めることで財運が向上するご利益を求め、多くの人々が訪れる人気のパワースポットです。この神社では、湧き水でお金を清めることで、福を呼び込み、財運がアップするとされています。
そのため、昔から参拝者が絶えず訪れ、今でも多くの人がここでお金を洗って、幸運や繁栄を祈る場所となっています。神秘的な雰囲気の中で、金運を願う人々に愛され続けている場所です。
銭洗弁財天宇賀福神社の歴史となぜお金を洗うのか
それでは銭洗弁財天宇賀福神社の歴史を紹介していきます。
平安時代の末期、世の中は混乱し、飢饉が続いたため、多くの人々が苦しんでいました。このような時代背景の中で、源頼朝は人々を救うために、神仏に熱心に祈り続けていました。すると、1185年の巳の年、巳の月、巳の日の夜、頼朝の夢の中に一人の老人が現れました。
その老人は、「この場所から西北に一つの谷があり、岩の間から清らかな泉が湧き出ている。その水を汲み、神仏に供養し続けなさい。私はこの隠れ里の主、宇賀福神である」と告げて姿を消しました。
夢から覚めた頼朝は、すぐに家来をその場所へ送り、谷を探させました。すると、確かに岩の間から美しい水が湧き出ている場所が見つかりました。頼朝は石工に命じて洞窟を掘り、社を建てて宇賀福神を祀り、毎日その水を神仏に捧げたといいます。すると、世の中の混乱は徐々に収まり、人々は平穏な生活を取り戻したと伝えられています。
その後、北条時頼もこの神を深く信仰し、人々に参拝を勧めました。彼は、「この水で銭を清めれば、福銭となり、一家が栄え、子孫も安泰となるだろう」と言い、自ら巳の日に銭を洗って祈りました。それを見た人々も同じように銭を洗い、清めるようになりました。
こうして、この泉は「銭洗いの水」として広まり、現在でも多くの人々が金銭をこの水で洗い、幸運を祈るために訪れています。今でもこの言い伝えからお金を洗う習慣が残っています。
銭洗弁財天宇賀福神社のアクセス
鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社へのアクセスは、JR鎌倉駅西口から徒歩で約25分の場所にあります。源氏山公園へ向かう道の途中に位置しており、車で訪れる場合も近くに駐車場があります。
神社へ向かう道中は、閑静な住宅街を通り抜け、少し坂を登っていくと、神社の石碑と石の鳥居が見えてきます。その先には、山の斜面に開いた洞窟のような入口があり、まるで異世界に続くトンネルのように感じられる、ひんやりとした神秘的な空間が広がっています。
銭洗弁財天宇賀福神社でいくら洗えばいいのか
それでは銭洗弁財天宇賀福神社では一体いくら洗えばいいのでしょうか?実は決まったルールはなく、洗いたい金額だけ洗うことが出来ます。とはいえ現地ではお金を入れるざるが準備されており、ざるに入る分のお札や金貨を洗うことが出来ます。
私が行ったときはちょうど新しくなった渋沢栄一の1000円札と硬貨を洗いました。周りを見渡すと人によってはクレジットカードも洗っている人もいました。
銭洗弁財天宇賀福神社で洗ったお金はどうすればいいのか
洗ったお金は使わずに財布に入れておくことが推奨されています。というのも洗ったことによってお札や硬貨にお金の神様が宿るわけですから、そんなお札や硬貨をやすやす使ってはお金の神様からも見放されてしまいます。
現地では洗ったお札や硬貨を入れる用の小袋も販売されています。普段使っている財布とは別に特別な袋に入れたい方は買ってみてもいいかもしれません。
私が洗った新しい渋沢栄一の1000円札も財布に丁寧にしまいました。いつかお金が増えるようになってくれることを祈っています。
銭洗弁財天宇賀福神社のお守り
お金を洗うことで金運が宿るとされてる銭洗弁財天宇賀福神社にも、普通の神社同様いろんな種類のお守りがあります。やはり金運の神社なので、財運のお守りには惹かれてしまいますね。また1185年の巳の年、巳の月、巳の日の夜の頼朝の夢が神社創設のきっかけだけあって、巳守も目を引きました。
それ以外にも縁結びや健康のお守りもありました。とはいえやはり金運の神社なのでお金を洗い、財運守と巳守を買ってみるのがおすすめです。
銭洗弁財天宇賀福神社の水おみくじ
銭洗弁財天宇賀福神社ではお金を洗うだけではなく、水みくじも有名で人気です。おみくじを買って、白い龍神様の霊水でひたすと、
おみくじのお言葉が浮き出てくるようになっています。
おみくじの結果はもちろんのこと、鎌倉五名水の水面に浮かぶおみくじがとても神秘的です。光が反射する文字が浮かび上がる時間も楽しみの一つです。
普通の神社のおみくじと同じく、結果が出たら近くに結ぶ場所があります。嬉しい結果が出ても悲しい結果が出ても最後は結んで銭洗弁財天宇賀福神社の神様に祈ってみましょう。
銭洗弁財天宇賀福神社の絵馬
他の神社同様に絵馬もあります。絵馬を購入するとペンも貸してもらえ、絵馬の裏側に自分の願いを書くことが出来ます。近くに絵馬舎があるので、絵馬に自分の願いを書き終わったら絵馬舎で結びましょう。
金運の神社なので私はしっかりお金が増えますようにと書きました。皆さんも絵馬に自分の願いを書いてみましょう!
銭洗弁財天 宇賀福神社の団子
少し疲れたら茶屋で休憩してみましょう。お金を洗う洞窟から少し離れたところにいい落ち着いた雰囲気の茶屋があります。
冷たい日本茶や美味しい団子(みたらし・醤油味)が楽しめます。私はみたらし団子と日本茶を頼みましたが、非常においしかったです。落ち着いた和風な雰囲気を相まってとてもリラックスできました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?銭洗弁財天 宇賀福神社は、鎌倉の豊かな自然に囲まれた静かな場所にあり、金運や財運を願う参拝者に長年愛され続けています。源頼朝に由来する神秘的な歴史と、湧き水でお金を洗い清めるという独特な参拝方法が特徴です。訪れた際には、古くから伝わる儀式を通じて、心静かに財運を祈る特別な体験ができるでしょう。訪れるたびに、清らかな水の力が多くの人々に幸運をもたらしています。
本サイトでは銭洗弁財天 宇賀福神社以外にも様々な日本の面白い歴史や文化を紹介しています。もし興味ございましたら、他の記事も読んでいただけますと幸いです!
コメント