皆さん、出雲大社へ訪れたことはありますか?出雲大社は神々の国として知られる出雲の国、つまり島根県にあること神社は日本の国を開拓していき現在の日本の国づくりをしたことで有名な大国主大神(おおくにぬしのかみ)を祀っている由緒正しい神社で、日本では伊勢神宮と並ぶ歴史を持っています。そんな出雲大社ですが、実はその大国主大神が統治していた国を日本創設の紙であり太陽の神でもある天照大神(あまてらすおおかみ)に譲った代わりに建てられたものってご存じでしたか?また出雲大社の中にはなぜか無数のうさぎの石像があることご存じですか。今回はそんな以外と知られていない出雲大社の歴史と見どころと豆知識を紹介していきます。
出雲大社の歴史
出雲大社の歴史を語るうえで大国主大神の存在は欠かせません。大国主大神とは一体どんな神様だったのか、そして出雲大社との関係を見ていきましょう。
大国主大神と出雲大社の関係
出雲大社の見どころ
それでは続いて出雲大社の見どころを見ていきましょう。たくさん見どころがあるので、出雲大社へ行く予定がある人は必見です!
御本殿
出雲大社の豆知識
それでは最後に出雲大社の豆知識を見ていきましょう。意外と知らないことが多いかもなので、必見です!
出雲大社と呼ばれだしたのは最近?
無数のうさぎの石像
出雲大社の中にはたくさんのうさぎの石像があって驚かれる方も多いかと思います。神社で狐の石像があることはありますが、うさぎは出雲大社以外あまり見かけないと思います。一体何故なのでしょう。
これは出雲大社が祀っている大国主大神の因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)という逸話が由来になっているのです。知らない方のために因幡の白兎について簡単に紹介していきましょう。
因幡の白兎
かつて出雲の国には大国主大神として知られる心優しき神様がおられました。彼には多くの兄弟がいましたが、その中でも大国主大神は特に慈悲深い存在でした。ある日、兄弟たちは美しい姫、八上比売が因幡の国にいるという噂を耳にし、彼女に会いに行くことを決めました。大国主大神は、兄弟たちの後をついていくことになり、大きな袋を背負って家来のように行動しました。
因幡の国に向かう途中、気多の岬で兄弟たちは皮を剥がれて泣いている白いうさぎに出会いました。兄弟たちはうさぎに意地悪をして、海水に浸かり風に当たるとよいと嘘をつきました。うさぎはその言葉を信じて海に飛び込み、風に吹かれることで傷がさらに悪化してしまいました。
しかし、その後を追ってきた大国主大神は、傷つき苦しむうさぎに声をかけ、その事情を聞きました。うさぎは隠岐の島から因幡の国へ渡ろうとした際、ワニをだまして渡ろうとしましたが、そのことがバレて皮を剥がれる刑罰を受けたのだと語りました。大国主大神はうさぎに対し、真水で体を洗い、蒲の花の上で休むよう助言しました。うさぎはその通りにし、やがて美しい白い毛が再び生え揃い、元の姿に戻りました。
因幡の国に到着した大国主大神は、多くの兄弟たちが八上比売に求婚しましたが、最終的に八上比売が選んだのは、他ならぬ大国主大神でした。この物語は、大国主大神の優しさと慈悲の心を示すものであり、出雲大社で祀られている彼の神性を象徴しています。
こうした大国主大神の心優しさを後世への伝えていくために出雲大社ではうさぎの石像がたくさん作られたのです。
(画像引用: 出雲大社公式HP)
しめ縄の向き
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は出雲大社の歴史や見どころ、豆知識を紹介していきました。元々国譲りがきっかけで建設された神社で明治時代までは杵築大社と呼ばれていたことが意外でしたね。また境内至る所にあるうさぎの石像も因幡の白兎が由来であることが面白いですね。それにしてもうさぎの石像が多くてびっくりしますが。このように歴史や豆知識を事前に知ってから出雲大社を訪れるとまた違った角度から楽しめるはずです。興味持った方はぜひ出雲大社へ足を運んでみてください!
本サイトでは出雲大社以外にも様々な日本の歴史や文化を紹介しています。興味ある方はぜひ他の記事も読んでいたいただけると嬉しいです!