抹茶は、日本の緑茶の一種であり、その特徴的な風味と香りから単なる飲み物の域を超え、日本文化に密接に関わっていて日本人には欠かせないものになっています。そんな抹茶ですが、実はさまざまな健康効果も持っていることご存知でしょうか?抹茶はその健康効果から、もともとは飲み物ではなく薬として重宝されていた時期もあったほどなのです。
今回は意外と知られていない抹茶の健康効果を紹介していきます。
抗酸化作用
抹茶にはカテキンやポリフェノールといった抗酸化物質が豊富に含まれています。カテキンやポリフェノールは老化の原因である体内の活性酸素を除去し、細胞のダメージを防ぐ効果が期待されています。これにより、抹茶は老化の遅延や生活習慣病の予防に役立つとされています。
またこの抗酸化作用は細胞のダメージを防ぐことが期待されているので、シミやシワの改善といったアンチエイジングの効果も期待されています。このアンチエイジングの効果から世界中で抹茶がスーパーフードの一つとして人気な理由の一つとなっています。
免疫力の向上
抹茶に含まれるβカロテンやビタミンC、カテキンは免疫力を高める働きもあると言われています。疫力が低下すると風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなってしまいます。
しかし抹茶を飲むことで、マクロファージという免疫細胞が活性化され、免疫力も上昇し、風邪やウイルスに感染しにくくしてくれます。
風邪を引きやすい人はぜひ抹茶を飲んでみましょう。
脂肪代謝の促進
カテキンにはさらに脂肪吸収の抑制と脂肪の燃焼促進効果もあります。実際、特茶にカテキンが多く含まれているのはカテキンの効果を期待してと言われています。
抹茶を摂取することで代謝が高まり、体重管理やダイエットに役立つとされています。
血糖値のコントロール効果
カテキンは血糖値の上昇を抑える効果も期待されているのです。抹茶に含まれる成分が消化吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑制するため、糖尿病予防や血糖値のコントロールに寄与する可能性があります。
また抹茶に含まれるビタミンCやクロロフィルには、ガンを予防する効能も期待され、さらに抹茶にふくまれる食物繊維には、糖尿病・心疾患を予防したり、肝機能を改善する効能が期待されています。このように抹茶は血糖値をコントロールすることで生活習慣病の予防に役立ちますし、がんや心疾患の予防にも効果が期待できる素晴らしい飲み物です。
精神安定効果
抹茶にはリラックス効果も期待できます。抹茶に含まれるアミノ酸の一種であるテアニンは、ストレスを軽減し、リラックス状態を促す効果があります。また、テアニンによって脳内のセロトニンやドーパミンの分泌が活性化され、気分を安定させる効果もあります。
集中力の向上
抹茶に含まれるカフェインとテアニンが集中力の向上を助けるという研究結果も出ています。カフェインには覚醒作用があり、テアニンには前述の通りストレス軽減やリラックス効果があります。カフェイン単体、テアニン単体よりも、テアニンとカフェインを同時に摂取すると集中力が向上するという研究結果が発表されています。
実際に抹茶は寺院での栽培から全国へ広まっていきましたが、そもそも寺院で栽培が始まったきっかけは抹茶の集中力向上促進効果が、厳しい修行をする僧の助けになると思われたからなのです。
まとめ : 抹茶の健康効果はやっぱり凄い
いかがでしたでしょうか?今回は抹茶が持っている健康効果についてまとめてみました。アンチエイジングや免疫力の向上、生活習慣病・認知症の予防など、多くの健康効果が期待できますね。こうした効果もあって抹茶は古くから多くの日本人に愛されてきました。抹茶は美味しい風味だけでなく健康にも良い素晴らしすぎる飲み物です。健康の悩みを抱えている方は是非一度抹茶を飲んでみてはいかがでしょうか?